2017年1月13日(金)

トピックス プレスリリース

蔵囲昆布木箱入り?! 古いビンテージの「蔵囲昆布」の特別な木箱ができました。        平成29年1月13日

今朝、立派な木箱が届きました。深川建設株式会社さんにお願いしてた特別な木箱です。深川社長とそれを実際正月休み返上で作っていただいた、越前市のNU家具製作さんの布谷社長と共に、弊社に納品してくださいました。想像以上の出来に社長も大満足です。
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県内、おおい町(福井県の京都寄りの地域)産の杉板。深川社長のこだわりです。NU家具製作のこだわりは、釘を一本も使わず、板同士の組合せ。(組み木) 細かい細工の説明に社長も大喜びです。
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利尻昆布の収穫浜、収穫年度の表示板入れです。
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さっそく元町倉庫に移動。新昆布の香りの強い昆布をしばらく入れて、杉板の匂いを取ります。1ヶ月位かかりますが、「蔵囲昆布」に杉板の匂いが移らないようにする作業です。

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平成元年産、二年産、三年産の古いビンテージの昆布を入れる予定です。

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和食が世界無形文化遺産登録されてから、弊社の「蔵囲昆布」の取材も大変増えてきました。取材ではどうしても20年以上寝かされた古い昆布の出番が多く活躍します。その都度、ひもをほどき、ダンボールパットをはずすのですが、ひもも汚れ、古いダンボールパットも痛んできます。その為にこの木箱に入れて保管し、手間をかけずにすぐに見ていただこうとの、社長のアイデアでこの「専用木箱」が作られました。場所の関係で大量には置けませんが、11箱、今回用意しました。上から押さえつけられることも無く、木箱の中でゆっくりと悠久の時を過ごす、熟成昆布の環境つくりの一環でもあります。

常に昆布中心の考えを優先する社長のこだわりです。毎年、利尻島、礼文島の香深漁業協同組合、船泊漁業協同組合、利尻漁業協同組合、三単協様のいずれかの皆様が視察にお見えになります。生産者の方々も古い「蔵囲昆布」を興味深くご覧になります、良い昆布を作ろうと云う生産者意欲向上にも貢献しているものと思われます。このような立派な木箱に入る利尻昆布をこれまで以上に喜ばれるでしょうし、それが社長の狙いでもあるようです。生産者、販売業者共々力を合わせて、初めて立派な昆布がお客様に届けられます。「蔵囲昆布」が注目される今、ますます、楽しみな木箱です。