2017年7月21日(金)

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ライシャワー日本研究所、所長ベスター教授の北前船船主、右近家の調査が始まりました。(レポートその2)

和食文化に大変興味をお持ちのベスター教授。昨年に引き続き、『うま味』を支える昆布の研究と北海道から敦賀まで昆布を運ぶ『北前船』の研究、調査が始まりました。2日目は早朝より南越前町の右近家へ。今日は終日ここで右近家の古文書等の調査に入ります。

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早朝の涼しさの中、建物の調査も行なわれました。

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いよいよ昆布に関する古文書の調査。明治中期の古文書には、さっそく礼文昆布の記述が。礼文島で収穫された昆布が大量に運ばれていました。価格も書かれています。

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右近家に関する古文書が2万点収蔵されている資料館。その管理やシステムの良さに、ベスター教授や同じ研究者の奥様も驚いていました。このような小さな町では想像出来ない規模と管理の良さに。20数年前に整備された資料館。今ようやく世界が注目し始めています。

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南越前町営の図書館も併設されています。福井県で一番景色の良い図書館としても有名です。是非、お出かけ下さい。

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日本文化の研究者として有名なベスターご夫妻。北前船に関する多くの資料や写真に感動されていました。それを目のあたりにして、その資料の凄さに私達も緊張です。

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今回、2度目となる福井県への来訪。今後、この研究がどのような方向に動いていくのか。期待してまいります。