ようやくと月曜日(2月9日)のNOMAのランチに家内共々参加させていただきました。実は、マンダリン・オリエンタル東京のイベントでは全ての昆布を弊社から納めさせていただいてます。昨年の9月、その昆布の打ち合わせのときにお願いした事をスーシェフのラースさんが憶えていてくれてました。何万人ともいわれるキャンセル待ちをお聞きして敢えてお願いすることにしり込みをしていた私達に、お待ちしておりますとメールをいただきました。感激です。
マンダリン・オリエンタル東京の37階。入り口がもうnomaです。
シンプルな食器ばかり。そして昆布のうま味だしがフルーツの下に隠れています。
鮟鱇の肝をとても薄くスライスした一品。手でいただきます。
甲烏賊のイカそうめん。ツケ汁は薔薇の花びらが入った昆布だし。
立派な雲丹が並んだ薄く焼き上げられたパンのようなもの、サルナシ。これも手でいただきました。
南瓜の上には昆布のスティックが。桜のオイルと桜の花の塩漬け。もちろん昆布風味が。
これは不思議な形のニンニクの花。
デザートの一品目は清酒のアイスクリーム。
外国からのお客様の方が多い昼食でした。
最後にオーナーシェフ、レネさんとスーシェフの一人ラースさんと。この後ラースさんと昆布の商談に入りました。ここ東京で使った昆布を是非デンマークでも使いたいとありがたいお話をいただきました。マンダリンホテルがある日本橋三井タワーの真向かいにある弊社のコレド室町店も気に入られたご様子。昆布に対する興味は相当なものです。
通訳には唯一の日本人シェフ、高橋さんに加わっていただきました。ラースさんは昆布に非常に興味があります。しきりに昆布の全体像が知りたいとおっしゃってました。そのためには是非、弊社昆布蔵へお越しいただくようお願いをしました。弊社のある敦賀市は京都から電車で1時間。その近さに驚いておられました。お二人で在日中にお越しいただく手はずも打ち合わせさせていただきました。
最後に素晴らしいお料理の数々、有難う御座いました。それと多くのお料理に昆布をお使いいただき、昆布商としてはこれ以上の喜びはありません。多くのスタッフの皆さん、本当に有難う御座います。最後に家内からは、結婚40周年を記念する素晴らしい食事会でした、と大喜びです。そうなんです。1975年2月13日の挙式ですからあと4日でちょうど40周年になります。これも全て皆様方のお陰です。今一度心より御礼を申し上げます。
奥井 隆