2017年7月22日(土)

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ハーバード大学ライシャワー日本研究所・所長ベスター教授、敦賀市、南越前市の文化財を視察、見学(総集編)

今年4月28日に『北前船寄港地、船主集落』が文化庁の日本文化遺産に登録されました。タイミング良く、昆布や北前船の調査で敦賀におこしのベスター教授ご夫妻に、国の重要文化財に指定された旧大和田銀行へご案内。外岡館長に案内をして頂き、特別に屋上へご案内いただきました。ここから敦賀湊への北前船の出港や入港を、往時の人は眺めていました。ベスター教授ご夫妻も、昭和初期に建てられた、この建物の立派な事に大変驚かれていました。屋上で説明を受けながら、北前船の壮大な歴史に、又、その時代にタイムスリップされていたようです。

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南越前町の資料館。その立派さに驚かれていました。右近家だけにまつわる資料が2万点整然と管理されている資料館は、ハーバード大学にもないとのこと。足掛け3年もかかった、資料の分析やデータベース化に凄いと連発されていました。南越前町の誇りと宝になっています。

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南越前町北前船研究会会長、右近様の資料説明にベスター教授ご夫妻も感激。膨大な、又素晴らしい資料が何よりの研究の励みになるそうです。

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禮(礼)文昆布の記録が。はるか礼文島で収穫された利尻昆布が、特別な名称、礼文昆布として差別化されています。明治中期には、すでに高級昆布として扱われていました。

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古文書に向き合う教授の姿に、周りの人も緊張気味でした。

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南越前町の右近家の資料調査を終え、福井県庁へ向かいました。福井県西川知事が公務多忙な中、特別に時間をつくって頂き、ベスター教授ご夫妻と二宮理事の表敬訪問を、お受け頂きました。ベスターご夫妻の福井県の自然や里山、里海の素晴らしさ、和食文化の中で福井県がはたして来た歴史や文化の素晴らしさに話題がおよぶと、知事の顔も思わずほころばれ、なごやかな会談となりました。遠くボストンからのお客様に知事も喜ばれ、予定時間をオーバーしてしまいました。

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最後に知事からお誘いを頂き、一同の記念撮影をして頂きました。西川知事、本当に有難う御座いました。

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会談後、各メディアからの個別取材にも、楽しくお受けいただきました。

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今日は長い一日、皆様ご苦労様でした。福井県は梅雨もあけ、連日35度を上回る暑さ。ベスター教授ご夫妻も次回は夏を避けてお越しいただくほうが。蟹の美味しい季節や底引き漁の始まる9月以降。福井県が美味しさで光り輝く季節にお待ち申し上げます。本当にご苦労様でした。明日は、奥越地方視察予定です。

以上、2017年7月20日、21日の報告です。