2019年11月27日(水)

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一般社団法人和食文化国民会議の和食の日(11月24日)の出前授業。今年は福井県の敦賀市立中郷小学校で開催しました。

朝早くから、福井県教育庁職員の皆さん、栄養教諭の皆さん、敦賀市学校給食の栄養士の多数の皆さん方の準備作業で、2時間の長い出前授業が開催されました。5年生2クラス60余名の多くの児童で教室は、ほぼ満員。私のパワーポイントでの北海道の昆布の収穫状況や四大昆布銘柄の産地紹介、海外での昆布のプロモーション等の紹介で始まりました。

準備作業も大変でした。約80名分の試飲の準備。昆布の試飲、だし有りの味噌汁、だし無しの味噌汁と他、水用、鰹節用と試飲カップの数はすさまじく多くなります。

前日から水出し昆布だしを準備しました。鴛田先生、ご苦労様でした。

約6リッットルの昆布だしです。

これはクイズ用の試飲セット。だし有り味噌汁とだし無しの味噌汁の味の違いを当てるクイズです。ほぼ全員の児童が正解でした。

長時間でしたが、児童の皆さんには、静かに集中して聞いていただきました。

昆布だしを半分だけ飲んで、後は鰹節を舌の上で味わい、昆布だしの残りを飲む試飲。うま味の相乗効果の体験です。

五感と五味の説明。わかりやすく図形を使った説明に皆さん納得されていました。

道南産昆布の一種類、日本で一番長い「本場折れ昆布」には、児童の皆さんはビックリしていました。

2時間の授業の後は、給食時間。私は児童の皆さんと一緒に教室で頂きました。

福井県から只今売り出し中の「福井サーモン」がメニューに。福井県では5年前から11月24日の和食の日の献立に必ず地場の特産品を使って頂いています。そして、もちろん福井県は第1回目から小学校、中学校の和食給食実施率100%を続けて頂いています。県教育委員会、各市町教育委員会の熱心な先生方のお陰です。衷心より御礼を申し上げます。

児童の皆さんとの楽しい学校給食の時間でした。

食事中にもだしの話が面白かったと何人もの児童から言われました。初めての「和食」の授業だったようです。これからも度々開催出来れば、もっとうま味の大切さを理解して頂けると思いました。林校長先生、倍野先生はじめ、関係者の皆さん、中郷小学校の皆さん、お世話になりました。有り難う御座いました。